題詠ブログ2008

013:優(滝秋おうか)

優しさを現状打破を欲しがった 万能薬を塗った刃を

012:ダイヤ(滝秋おうか)

正確なダイヤグラムを差し上げた 視線と共に線条を走れ

011:除(滝秋おうか)

自分から除いた方が楽なのか 胃もたれがした 供給は過多

010:蝶(滝秋おうか)

最近は見かけていないあの蝶と舞う夢を見た 木箱の中で

009:会話(滝秋おうか)

貴方との会話で凝った肩だって私の腕をぶら下げている

008:守(滝秋おうか)

守ろうか 貴方が誰か 守ろうか 私が誰か 導く誰何

007:壁(滝秋おうか)

話すたび壁をつくってくれるのね パントマイムがお上手なのね

006:ドラマ(滝秋おうか)

現状に反逆しよう 「ドラマみたい」と逆輸入を仕掛けてしまえ

005:放(滝秋おうか)

あちらから放たれていた電波とは血液のこと(通話が切れる)

004:塩(滝秋おうか)

塩入りの牛乳を飲み流し込む 灰汁は雪ぐか隠すかしたい

003:理由(滝秋おうか)

理由もないのに自分が側にいるのは当たり前と言い聞かせた

002:次(滝秋おうか)

泣きたいと次から次に思うだろう 干からびぬよう水を吸い取れ

001:おはよう(滝秋おうか)

ひとりでもうたえるものと自覚する 鼻歌によるおはようをみる

参加します(滝秋おうか)

前回、違う名前で参加させていただいた時は、折り返したところで止まってしまったので、 今回こそ完走できるように頑張りたいです。 ただ、急ぎすぎることのないよう、1つ1つ丁寧に詠んで行きたいと思います。 よろしくお願いします。